月別アーカイブ: 2023年2月

CBR250R整備終了(MC19)

整備がとりあえず終了しました。今回は年明けから約2ヶ月、色々やった気がします。

アストロプロダクツの4t

ステアリングのベアリングレースは油圧ジャッキを使います。バラして収納してあるので、まずジャッキの組み立てを15分程度、ベアリングレースの圧入は1分程度で終了。

取り外した古いベアリングレースの内径を削って、カラーにした

ベアリングのインストールで難しいのはフレームの方でした。自転車用のツールで大丈夫だろうと思ってましたが、まっすぐに入れるのが至難の技でした。

こちらも古いベアリングを利用して入れた
フォークのオイル漏れもなし

ラチェットのようだったステアリングはスムースになり、フロント周りを装着して完成のはずが・・・

錆びた水が出てきたと思ったら

リアブレーキのボールリンクのグリスアップをしようとシャフトを外したら、ゴムカバーから錆びた水が出てきたので、パーツクリーナーとスプレーグリスで綺麗にしました。

・・・が、錆びた水は一向に蒸発しない。もしかしてブレーキオイルじゃね?ってことでリザーバーを確認すると、LOWまでは減っていないものの半分くらいでした。

パーツ番号の末尾305が315にアップデートされたようだ

リアブレーキは効いてはいたものの、少しずつ漏れていたようです。前後ともパーツ注文してピストン交換。中のワッシャーが結構錆びていました。ということでブレーキ液も前後とも新しくなりました。

プラグのカブりはバキュームピストンの戻りが悪かったようです。風が強いのに外に置いておいたのでゴミで引っかかって、指で押したら中から戻ってきませんでした。再度バラして掃除したらプラグの焼け良好。各エキゾーストパイプの温度も安定しました。

あと少しでオイル交換。リア周りのリンクも見た方が良いのかなと思案中ですが、今回の整備はこれにて終了。

CBR250Rパーツ待ち(MC19)

フロントのブレーキディスクを交換した時に、フロントフォークのオイル滲みが気になったので、オイルシールを交換することにしました。

開けてみると、フォークオイルはどす黒く濁り、金属の削れたカスが大量に出てきました。過去の記録を見ても、記憶を辿っても、購入後34年間一回も交換してないかもしれません。ということでスライドメタルとか、バックプレートとか交換します。

削れたスライドメタル

フォークを外したついでにステアリングのガタも点検したところ、ステアリングがラチェットのようにカクカクしてスムースに回りません。(走行中はあまり気にならなかったですが・・・)

ベアリングレースに打跡

開けてみるとベアリングが摩耗していました。両方から締め込むベアリングリムーバーの方が外れやすいのかなと思いましたが、貫通ドライバーで片方しか叩けないにもかかわらず結構簡単に1分ほどで外れました。(サービスマニュアルだとタガネになっている)

キャブの同調に大きな崩れなし

ここまで開けると3番プラグにも手が届きます。久しぶりに4本プラグを外して確認したところ、1番4番にカーボンがカブリ気味、エアスクリューを確認したところ全部バラバラで4回転くらい緩んでいるところもありました。キャブをバラした時に標準戻し回転数に合わせたはず。もう一度標準に戻して、キャブの同調を取りますが大きな崩れなし。

今回、ちょっとコックに負荷をかけるとガソリンが滲むようになったということで、フェールコックも交換しました。このパーツはOリング劣化の記録で10年前に交換した記録があります。で、今回の交換時は少しボルトが緩み気味でした。CBR250Rは18000回転まで回るので、高周波の微振動がネジやボルト類を緩めてしまうようです。ということで、ネジロックしました。(タンクのダンパーゴムの硬化も一因?)

このバイクは燃料漏れで燃える事故があったということで、フェールチューブの対策部品が出てます。私も一応チューブ交換しましたが、多分フェールコックとタンクの隙間からの漏れじゃないかと思います。

キャブのエアスクリューもこのままだとまた緩むと思うので、Oリングを変えてみてネジロックします。

1番4番のカブリの方は、同調の調整後もなりました。んー?なんでだろう?1番4番は同じIGコイルに繋がっているので、疑って測定したところIGコイル抵抗は2つとも規定値以内でした。再びキャブを開けてみます。

先輩のFZR250Rが1990だから33年前かな?

最近、高校時代の先輩が再びバイクを買ったそうで、一緒に走った頃の写真を送ってくれました。

CBR250RにUSB端子

電圧が表示されるのは嬉しい

最近、電熱ベストとかタブレットでナビを使ったりとかするのでUSB端子が欲しくなりました。カウル、タンクを外してバッテリー直で、メインハーネスに沿わせて前まで持ってきます。

ヘッドライトのON,OFFがある昔のバイクなので、ジェネレーターの発電量が少ないかと心配しましたが、電熱ベストを繋いで、ヘッドライトON、アイドリングでも14vくらいで表示されます。これなら渋滞に遭遇してもバッテリーが上がることは無さそうです。

アンダーカウルを外したついでに補修します。

昔、林道のガレ場に突っ込んで、アンダーカウルが大きな石に当たって割れました。
補修してたところがまた割れていたので、再補修、適当な白のタッチペンで塗ってみたところ、色が結構違いました。本格的に塗装するか悩むところ。
同じ大きな石で、フロントのホイールのリムも曲がってしまいました。チューブレスだからといって無茶はするものではないなと反省。

昔からこのバイクにはデイトナ赤パッド

リアブレーキパッドが2.3mmだったので、交換6.6mmへ

フロントのブレーキディスクが3.97mm(4mm以下交換)
次回メンテ時にリムの曲がったフロントホイール交換時に付いてた5.4mmのディスクに交換します。

現在89,300km